君になれ

ふわっとした社会人の日常を綴るブログ

ミモザの木のもとで

 

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ミモザ」って知ってますか?

花言葉は「友情」「思いやり」「力」「女性らしさ」

イタリアでは国際女性デーに、男性から女性に向けて贈るとされている

黄色くてふわふわした花を咲かせる可愛い花なんです。

 

わたしの実家には、物心がついた時にはすでに「ミモザ」があった。

それも、梯子を使わないと上まで手が届かないくらい大きな木がある。

入学・卒業といった祝い事の時は必ずその前で写真を撮っていた。

母が、ガーデニングが好きな人で、家の庭には珍しくて素敵な花やハーブがたくさん植わっていた。

だけど、毎日学校の行き帰りに見る「ミモザ」の存在は何だか特別だった。

 

数年前のある日、「ミモザ」は病気になり雨に降られ、大きな幹が折れてしまった。

ミモザのそんな様子を見て、少し寂しい気持ちになった。

見た目には、もう一度花を咲かせるのはもう難しそうだった。

 

それからの毎日、「ミモザ」を必死に残そうとする母の姿をよく見かけていた。

薬をやり、栄養をやり、まるで傷を癒しているようだった。

 

すると、そんな努力の甲斐あって周りでたくさんの種が芽吹き始めた。

小さな芽が折れてしまった幹を守るように芽を出した。

 

 

そんな時「ミモザ」がわたしの記念樹であることを知った。

わたしが生まれた年に、植えてくれたのだという。

 

それを知った時、頭の中である言葉と重なった。

「今年咲かなくていつ咲くの、綺麗に咲かせてみせるよ」

 今では以前に負けないくらい大きくなって、また3月に花を咲かせる準備をしてる。

 

大事な日に必ず咲いてくれていた「ミモザ」の意味がわかった気がした。

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新年が明けて約10日が経った。

 

 

今年は卒業の年。

4年間通い続けた大学とは、あと2か月半くらいでお別れ。

22才社会に出る。

そんな年の幕開けは家族と笑いながら迎えた。

家族4人で盃を酌み交わせるようになったことを喜ばれた。

 

去年の年始の分も含めて実家でゆっくり時間があったおかげで

ずっと見つけられなかった「追いたい背中」を見つけてた。

 

「あ、こうなりたい。こんな人になりたい。」

漫画とかで言う、電球ピカン!って光った感じ。

灯台下暗しってやつですね。

 

目標みっけ。後は頑張って目指すのみ。

その人は昔から「親戚中で1番楽しい人生にしてみせる」と言っていた。

わたしにも、一緒に目指そうと言ってくれたことがあった。

その時も「うん!」って言ったけど、今ならもっと大きな声で言えるかも。

 

『自分らしく、咲いてみせるよ』

 

2018.1.9 maru

 

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