溺れる感覚
つい最近、念願だったダイビングのライセンスを取りに行ってきた。
これもBUCKET LISTの中の1つ。
私は、もともと水が好き。
泳ぐのが好きで、スイミングが習い事の中で1番長く続いた。
水に顔をつけるのも、水の中で目を開けるのも小さい頃からわりと平気だった。
だから、今回も楽しんでやり遂げられるだろうくらいに思っていた。
結論から言えば、最終的には楽しめた。
ただ、自分が思い描いていたほど楽しいものではなかった。
沖縄が最も寒いとされる時期にマリンスポーツ、、
まさに「修行」だった。
一緒に行った友人は初めての沖縄だったのに、初っ端から過酷な走り出し。笑
今思えば笑い話。良いネタが出来たってことで。笑
ダイビングは、結構な重装備で行う。
エアータンク、レギュレーター、BCDにウエイトベルト、きつきつのウエットスーツに、足にはフィンもつけて。
こんなに重いものをつけて水の中に入ったことがなかったので、結構不安だった。少し動きづらさを感じながら水の中へ。
いやーー、、めっちゃ寒いのなんの。
水の中の温度は、外気の1度に対して5度くらい変化があるそうで、かなりの冷たさ。担当してくれたダイバーさんも「仕事じゃなかったら、入りたくない」と言っていた。
10年に1度の寒さと聞いて、もはや笑うしかなかった。笑
でも、ここまで来たらやるしかないので、いざ!!
沈むのに一苦労。体勢を維持するのに一苦労。
メニューの中にはトラブルへの対応として、レギュレーター(呼吸をするための道具)を外して付け直したり、マスク(鼻まで覆えるゴーグルのようなもの)の中に水を入れて出したり等を行っていく。
これが意外と難しくて、苦戦。
加えて寒さで身体は震える。
そんな中でもなんとかクリアしていく。
ただ、1つだけめちゃくちゃ苦手なのがあった。
マスク脱着
その名の通り、海中でマスクを外して取り付けるというもの。
動作は単純で、コツを押さえればなんてことないものなのだろうけど、私は相当苦手だった。最初にトライした時、結構溺れるかと思った。笑
視界を奪われる怖さを感じた。
浅瀬だったからよかったけど、ちょっと間震えが止まらない問題。笑
その後に何度かやる場面があった。
でも、その度にこの動作だけ心臓の動きが早くなって、苦しくなった。
水が好きな分、溺れそうな感覚はめったに味わったことがなくて、ある種良い経験だったけど、もうあまり経験したくはないかな。笑
2日目は、寒さへの免疫がいくらかついて、深いところに行っても楽しめた。潜ったエリアでは、きれいな魚は見られなかったけど、ナマコとウニを見つけた。海の中には、潜った人にしか見られない景色があった。
今度はもっと魚とかいっぱいいる場所で潜りたいなぁ。
とりあえず、無事にライセンス取れてよかった。
次のライセンスも取るか迷う。
そんな修行のような極寒ダイビングを経て、「溺れる感覚」について考えた。
スイミングやダイビングみたいな水の中だけではなくて、仕事とか恋愛とかの私生活でも溺れる感覚を感じることがあったなっていう。
今でも多少溺れかけてる部分に気づけてなかったりもしてたかも。
溺れるくらい一生懸命になれるってのは良いこと
でも、ちゃんと落ち着いて呼吸して、周りも見ること
ダイビングのキツさから学んだこと。笑
ダイビングは、あったかい気候の時にするのを心からおすすめする。
もっと難易度低いはずだから。笑
でも、これ以上はないと言われるくらい最悪のコンディションでダイビングして、いくらか強くなれた気がするから自分としては良し。次回はきっと心から楽しめる。笑
東京とかより高い頻度で来てた沖縄は、今回で4度目まして。
いつの日か、自分のアナザースカイとか言いそう。
ちょっと調子乗った。笑
来週は久しぶりの東京。楽しみじゃ。
今ある時間を大切に楽しむむむ。
2018年1月19日 maru